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不貞行為等による破綻 1000万円の慰謝料が認められた事例

★事案
昭和55年 横浜地裁 

太郎と花子は昭和36年10月ごろから同棲し、昭和40年1月に結婚した、両者間には子供はいない。 花子は服飾デザイナーで結婚後も太郎の経営するA会社のデザインの仕事をしていたが、昭和39年ごろから家事に専念した。
昭和42年夏ごろから昭和47年ごろまで
太郎、A会社の従業員であった良子と不倫関係
昭和46年1月
太郎、家をでて花子と別居
昭和47年3月
太郎、花子に対して暴行を加え、花子は太郎を傷害罪で告訴し、太郎は罰金7000円に処された。
昭和47年ころから約1年間
太郎、明子と不倫関係
昭和46年5月以降
太郎、花子に生活費の支払いをしなくなっため、花子は婚姻費用分担の調停申立をした。
昭和48年5月
花子はに太郎に対して、離婚、離婚による慰謝料、財産分与を求める訴訟を提起した。

★判決
裁判所は、太郎の行為は民法770条1項1号、2号、5号に該当するとして花子の離婚請求を認めた。
慰謝料に関しては「太郎の不貞行為と悪意の遺棄及び、太郎の責任に帰すべき事由により婚姻が破綻したことにより花子が相当の精神的狂うを被ったころは推測するに難くなく、その苦痛を慰謝するためには金1000万円が相当である」とした。
また、財産分与については、太郎に対して、花子が居住している建物の敷地である土地の所有権の移転と、1億円の分与を命じた。

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