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精神病を原因とした離婚請求②:離婚を認められなかった事例

★事案
昭和33年・最高裁

太郎と花子は昭和13年に婚姻し、昭和14年に長男、昭和16年に二男、昭和19年に長女が生まれた。
花子は昭和14年に生母が死亡したことから精神異常の徴候を示し始め、昭和23年に精神病院に入院、控訴審の口頭弁論終結時まで入院中である。
花子は精神分裂症で治療の見込みはないと診断されている。
太郎は花子に対して、民法770条1項4号(配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき)に基づいて、花子との離婚と子供達の親権を求める本件訴訟を提訴した。
なお、花子については特別代理人が選任されて、特別代理人が訴訟を追行した。

★判決
花子の今後の療養や生活等において、具体的な道すじがなければ離婚は認められない。

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