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宗教活動を原因とした離婚請求:離婚請求を認めた事例

★事案
平成2年・大阪高裁

花子は太郎と別居して8年になり、15歳と17歳の子供は太郎が育てている。
別居の原因は花子がある宗教を信仰するようになり夫婦関係がうまくいかなくなったためである。
別居後2、3年はお互いの行き来もあり、連絡もとっていたが、、その後花子の信仰はますます深くなる一方で、太郎との関係を修復するために宗教活動を控えようともせず、そうかといって離婚しようとも考えようとしなかったため、太郎は花子の宗教活動を理由として離婚請求をした。


★判決
第一審の大阪地方裁判所の判決は、「妻の信仰の自由を尊重する寛容さが足りない」として請求を棄却、控訴審では、「夫の寛容さが足りない面がないとはいえないが、妻の行動はいささか限度を超えるものであり、またすでに別居が8年にも及ぶことから、破綻は当然で認められてしかるべき」として太郎の請求を認める。

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