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宗教活動を原因とした離婚請求:離婚請求を認めた事例 ①

★事案
平成2年・東京高裁

太郎と花子は昭和45年に婚姻し、昭和46年に長女、昭和50年に長男、昭和60年に二女が生まれた。
花子は昭和51年ころから、宗教団体の勉強会に参加するようになり、昭和53年ころには熱心な信者となり、子供達を連れて定期集会に参加するようになった。

太郎は花子に対して、信仰を止めるように説得したが、花子はこれを聞き入れなかった。
太郎は花子と昭和60年ころから家庭内別居の状態となり、昭和61年には太郎が自宅を出て、花子や子供達と別居した。

太郎は昭和59年と昭和62年に離婚の調停を申し立てたが、いづれも不調に終わった。
太郎は花子に対して、離婚、慰謝料として600万円の支払い、子供達の親権者を花子とする本件訴訟を提起した。

★判決
太郎と花子、それぞれが相手の考え方や立場を無視して、かたくなな態度をとり、婚姻関係を円満にする努力を怠った.。
婚姻関係は破綻しているので、太郎の主張する離婚は認めるが、婚姻破綻の責任は双方にあるので、慰謝料は認めない。

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